こんにちは。映画虫えぬです。
心に残った映画の感想などを綴っていきます。
「愛したはずの夫は、まったくの別人でした______」
2023年アカデミー賞総なめした珠玉の作品。
「ある男」とはだれを指す言葉なのか、夫は一体誰なのか。
この世の中に「ある男」を証明する手立ては見つからない。
愛した人が誰なのか分からない。
真面目で優しく地元で林業に励んでいた夫、大祐。
そんな彼が不慮の事故で命を落としてしまう。
夫の兄が法要に訪れ、遺影を見ると「これ、大祐じゃないです。誰ですか?」
そんな言葉が静かなリビングを舞う___
あなたにも突然訪れるかもしれない不思議で悲しい物語。
里枝の夫は誰なのか、子供の父親は誰なのか、
死んだとされる弟は誰なのか、失踪した青年は誰なのか。
「ある男」の正体を追ううちに調査をしている弁護士に複雑で不思議な思いが芽生えていく。
接触していく人数が増えれば増えるほどに「誰なのか」という疑問が渦巻いてくる。
今、あなたの隣にいる人は誰ですか?その人だという証明はできますか?
_______その鏡に映る「あなた」は誰ですか?
監督:石川 慶 (愚行録)
キャスト:安藤サクラ 窪田正孝 妻夫木聡
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